ひとりごと

友達少ない系働き女子の日常のつぶやき

はじめての胃カメラ(検査当日)

いよいよ検査当日

病院の予約は9:45だったので、その少し前に受付へ

 

平日の朝だからなのか、周りはおじいちゃん、おばあちゃんでいっぱい

紹介窓口に行き、クリニックからもらった紹介状と保険証を提出すると、受付のお姉さんがテキパキと、極めてビジネスライクに内科の窓口を案内してくれました

 

言われた通り内科に行き、前日の夜に記入したものとは別の問診票を記入して、体温と血圧を計測

 

おじいちゃん達に囲まれながら、そわそわと待合室で待っていると、診察室から名前を呼ばれました

診察室ではおじいちゃん先生が迎えてくれて

今日は内視鏡検査をすること

検査の結果説明やその後の治療は紹介してくれたクリニックで行うこと

を説明されました

 

つまりもう一度病院へ行かなきゃいけないのね・・・

 

先生の説明が終わると、看護師さんに案内されて検査室へ

検査室に着くと、今度は別の看護師さんが来て、検査内容の説明をしてくれました

するとここで、昨夜書いた問診票の内容確認に

 

看護師「胃カメラ初めてで緊張されていると思いますが、頑張りましょうね」

私「はい」

看護師「鎮静剤の使用を希望されるということなんですが」

私「はい(あれ、嫌な予感)」

看護師「初めての患者さんには、鎮静剤を使わない検査をおすすめしているんですが、なしで頑張ってみるということでも大丈夫ですか」

 

大丈夫じゃないと思ったから使用するに丸つけたんですが

 

看護師「嘔吐反射が激しいとかでしょうか」

私「そうですね、昔、歯医者さんで気持ち悪くなったり・・・」

看護師「でも、鎮静剤を使うとしばらく車の運転ができないので」

私「徒歩で来ているので大丈夫です」

看護師「1日体に残るお薬ですので、午後とかお車で外出する予定とかはないですか」

私「ありません」

看護師「でも、初めての方には・・・(以下略)」

 

看護師さん、口調は柔らかいですがまったく譲る気がありません

私もはっきりと承諾はしなかったのですが、最終的には「先生と相談してから決めましょうか」という先延ばし戦法により押し切られました

 

その後、持参したタオルと診察券を用意して待っていると、別の看護婦さんが出て来て検査室へ呼ばれました

ちなみに、待合室には同じように内視鏡検査を受けるらしい方々がいたのですが、看護婦さんとのやりとりを聞いていると、全員鎮静剤ありでした

やはりあそこで押しに負けてはいけなかったか・・・

 

検査室の中に入ると、看護師さんが検査の流れを説明してくれます

そして先程のあの質問

 

看護師「初めてとのことですが、鎮静剤はなしで頑張るということで大丈夫ですね」

 

もう、先生と相談なんてイベントは起こらない雰囲気

曖昧に「はあ」と返事をして、腹を括ることにしました

 

検査前に、胃の中をきれいにする薬を飲みます

少しトロっとしていて、甘さのない経口補水液のような味です

コップ一杯飲み干します

美味しくはない

 

次に、肩に胃の動きを弱める注射をします

どちらでも良いので肩を出してくださいと言われたので、袖を捲って右肩を出しました

ちょっと痛い注射ですよ〜と言いながら、肩にプスリ

刺した瞬間は全然痛みませんが、後からじんわり痛みが

肩の肉を力一杯つまみあげられるような痛みです

終わった後、「今日はそちらの腕で重いもの持ったりしないでくださいね」と看護師さん

それ、先に言って欲しかった

だったら利き腕じゃない方を出したのに・・・

 

次に、喉に麻酔をかけるため、口の奥にゼリー状の薬を流し込みます

仰向けに寝た状態で、看護婦さんが口の中に薬を入れてくれるのですが、これがとても苦いです

これを、飲み込まずに3分間喉の奥に留めておかなければなりません

なんとも不快な味が口の中に広がり、薬が触れているあたりから口の中が徐々に痺れていきます

3分後、溜めていた薬を吐き出すのですが、その時に今まで薬が触れていなかった舌や口の前の方まで薬が通過するため、最終的に口全体が不快感でいっぱいに

この不快感は検査後まで続きます

 

ここまでで検査の準備は完了です

次はいよいよ、内視鏡が口に入ります

看護婦さんから伝えられたポイントは次の3つです

 

・鼻で呼吸する

・唾は飲み込まない

・目は閉じず、遠くを見るようにする

 

横向きに寝かされ、マウスピースをはめてもらい、いざ検査スタート

内視鏡が口の中を通り過ぎ、喉の奥に触れた瞬間

オエッとなりました

看護師さんからは鼻で呼吸するように言われたのですが、口が全開の状態で鼻で呼吸するということがうまくできず、食道をカメラが通り過ぎて行く間、度々喉に力が入っては機械にあたり、オエオエ言ってました

胃を広げるために先生が空気を入れるのですが、それも全部吐いてしまい、痛いとか苦しいとかより、いい歳の自分が先生と看護師さんの前でオエオエゼロゼロいってることの恥ずかしさの方が大きかったです

 

しかし、何度かえずいているうちにコツを掴んだのか、ただ単に疲れていい感じに力が抜けたからか、突然それまでの苦しさが嘘のようになくなりました

この時の気分はまさに、まな板の上の鯉状態です

看護師さんが背中を摩ってくれながら、上手ですよ〜と言っているのが聞こえます

 

あ、なんか大丈夫かも

再び先生が胃に空気を入れますが、これもなんとか吐き出さずに耐えることに成功

 

先生「胃はきれいですね、ピロリ菌もいません。ではこれから十二指腸に入りますので、ちょっとお腹が広がる感じがしますよ」

 

先生がそう言うと、何やらお腹の中で内視鏡がぐねぐねと動く感覚がして、おへその右あたりになんとも言えない違和感が

ああ、十二指腸ってそこなんですね〜という感じ

個人的にはこれが結構辛くて、いい感じに力が抜けていたのに、思わず腕に力が入ってしまいました

 

しばらくぐりぐりされた後、するすると内視鏡を抜かれて、検査は終了

抜く時に再び気持ち悪くなる人もいるようですが、私は大丈夫でした

 

看護婦さんに口の周りを拭かれて(恥ずかしい)口の中をゆすいで、検査室を後にしました

終わった後は喉にかけた麻酔のせいで喉がジリジリするし、変な味がするし、唾もうまく飲み込めないような気がしますが、帰宅する頃にはそれもなくなり、昼食は普通にとることができました

 

随分長いこと病院にいたような気がしましたが、実際は病院に入ってから出てくるまで、だいたい1時間半程度でした

ちなみに料金は5,000円ちょっと

鎮痛剤使わなかったのに高いな

 

終わってみると、胃カメラ検査は「苦しさ<不快感<恥ずかしさ」でした

上手な鼻呼吸をマスターすれば、部長が言っていたように苦しいのは本当に最初だけかもしれません

あ、でも鼻から入れる場合は口で呼吸するのかな?

 

できることならもうやりたくないけど、鎮静剤なしでも羞恥心をかなぐり捨てれば意外とイケるということが分かりました

 

 

おわり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

span.author.vcard{ display:none; }